来世は他人がいい2巻 特装版
小西明日翔(講談社・プレミアムKCアフタヌーン)
電子書籍で1,2巻を購入後、存在を知る。
紙媒体でしか手に入らないと知り、ネットを彷徨うもどこもかしこも在庫無し。
なんと最寄りの家電量販店の書籍コーナーで1冊残っているのを見つけ、即買いしました。
この貴重な小冊子を1,000円で買ったと思えば良いことです。
【概要】
文字通り、初期設定やキャラクターの少し詳しいプロフィール等が載っています。
中心は、吉乃・霧島・蓮二・萼。布袋・橘・稲森もいますが、何故か翔真はいません。
あとは、連載開始前のイラスト、書き下ろしのショート漫画もあります。
【感想】
これから単行本を買おうと思うファンの方は、間違いなく400円多く出して特装版を探すべきだと思いますが、私みたいに通常版を読んでしまった方は迷うところかと。
価値を感じるか否かは、人によりけりではないでしょうか。
ちなみにあくまで個人の見解ですが、私は何一つ後悔していませんので、本当に好きな人は買ってもいいと思います。
これまた後から某サイトの存在を知って覗いてみたのですが、被っているところがあるので、あれを既に見た方はちょっとガッカリするかもしれません。
ただ私は、この冊子の「吉乃と霧島」という項目にあるイラスト1枚に、完全にもっていかれました。この絵は多分ここでしか見られないのでは…と思うと、手元に置いておけてラッキー。1,000円出しても買えて良かった。悔い無し。
この感覚が分かると思えるファンの方は、買った方が良いと思います。
◆反復読後の小部屋◆※既読推奨
原案が小説だったという事実を初めて知りました。
勿論内容に興味はありますが、吉乃も霧島も闇を抱え、最終的に2人ともの死を示唆するラストとか言われたら、小西先生曰く「明るい話」の今の漫画になったことにホッとします。
上述の私の好きな絵は、その小説のイメージのイラストかと思います。絶望の中でお互いに希望を見出して手を握る2人です。
このシーンの背景は悲しそうなので、漫画では同じようなシーンが無いことを祈りますが、こんなふうに温かく2人の心が通い合う日が来て欲しいと思うわけです。
(しかしキャラクター的に無理かもしれない)
また、上述の某サイト、見られる方には絶対にオススメです!
特に、私みたいな『来世は他人がいい』連載からの読者ファンには宝の山ですので!!
表紙の2人の薬指から始まって、これもう母屋で一緒に暮らしているでしょう…?という新妻感ある吉乃とか。本編の先が楽しみになり過ぎて震えます。
まだ本編に出てきていない登場人物もいました。吉乃の味方キャラなので、どこで登場するのか楽しみです。
あと、若かりし頃のじいさんたちが非常に面白い。本編ではあんなにキナ臭いのにな…
翔真の刺青は「龍とソメイヨシノ」。ハイ納得。